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東京両国国技館

2019年秋から作り始めた一本のベースのお話

 

R指定十周年記念47都道府県ツアーファイナル

2019年12月29日(日)

「東京両国国技館」

 

ここに向けて

依頼されていたベース

 

遡ること3年

Evolution Guitars inc.は

七星の一言から生まれたプロジェクトでした。

 

 

当時R指定は年末にリリースを控えた

「SHAMBARA」

のレコーディングの真っ只中

この曲からバンドが楽曲のチューニングを下げたことにより

必然とギターは7弦ギターへ、ベースは5弦ベースを導入する時期でした

  

七星のアイコンとも言える

Fender社のJazzBassタイプのベース

そもそもJazzBassタイプの5弦ベースが世の中に少ない。

 

そこである日

 

「ばりちゃん、ベース作ってみらん?」

 

ジョークかと思い流した話もまさかの本気

なにか役に立てるならと私も

「…やりましょう」

 

ここから始まった

二人三脚のプロジェクト

 

ESPギタークラフトアカデミーで

クラフトを就学していたとはいえ10年以上前の話

しかし良い機会だと思い一本目に作製したのが

 

青いラメの5弦ベース

※「魅惑のサマーキラーズ」のMVに登場

 

同時に私が学生時代に作製したピンクのラメの4弦のJazzBassも

七星使用に調整しライブで活躍

※「喪失-soushitsu-」のMVに登場

 

彼の「こうしたい」

に対して

ならこれはどうやろうか

と何度も試行錯誤を重ねて、彼は七星サウンドの一端を担う重大な

プレッシャーと私をうまく共存させてくれました。

 

 

そしてまたある日

 

「アルバムの曲に対応できる音のキャラの違う5弦ベースが欲しい」

 

「…やりましょう」

 

2本目の作製がスタートしました。

これがFender社のJazzBassと双璧を成すPrecisionBassの

要素を取り込んたタイプの5弦ベースとして生まれた

木目のサンバースト(中心から外周にかけてグラデーションが濃くなる塗装)

※「予言」のMVで登場

こちらもライブで活躍

 

そしてそしてまたある日

 

「重くてライブしんどいけん軽くして」

 

「…やりましょう」

 

裏を肉抜きしたところで大した軽量化は叶わず

思い切ってボディを丸々取り替えることにしました。

 彼はCLIMAXツアー真只中

アメリカの倉庫にある大量の木材から

最も軽い木材を選定してもらい輸入

ツアーファイナルに向けてすぐに製作にかかりました

 

どうせならと色を変えてみようと

黒を基調とした7色のホログラムの5弦ベースが完成

新しいボディに現段階の七星サウンドの全てを反映させ

無事に進化を遂げたこのベースは

心配もありましたが

 

ゲネプロを終えPAさんに褒められた

「最高傑作や」

と彼から連絡がありました。

 

これまでの二人三脚のプロジェクトを振り返ると

報告を受け胸にこみ上げるものがありました。

 

R指定凍結の知らせもあり

いろいろな人が

いろいろな想いの中

2019年12月29日を迎える訳ですが

私もしっかりと5人の姿を目に焼き付けたいと思います。